18歳久保建英、王国ブラジルも“日本のメッシ”に関心 「魔術師」「新しい大空翼」

エルサルバドル戦で待望のA代表デビューを飾ったMF久保建英【写真:Getty Images】
エルサルバドル戦で待望のA代表デビューを飾ったMF久保建英【写真:Getty Images】

南米選手権の開催国も18歳レフティーに注目「PSG、マンC、レアルの関心をかき立てる」

 FC東京のMF久保建英は、9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で待望のA代表デビューを果たし、相手2人の間をすり抜ける華麗なドリブルから代表初シュートを放つなど、会場を沸かせた。今度は14日から始まるコパ・アメリカに参戦するが、開催国のブラジルメディアも“ジャパニーズ・メッシ”として関心を寄せている。

 プロ3年目の今季、横浜F・マリノスへの期限付き移籍から復帰した久保は、キャンプで長谷川健太監督に猛アピールして、開幕スタメンの座を獲得。以降もレギュラーとして試合に出続け、5月12日のJ1リーグ第11節ジュビロ磐田戦(1-0)で今季初ゴールを決めると、続く第12節北海道コンサドーレ札幌戦(2-0)で自身初の2戦連続弾、6月1日の第14節大分トリニータ戦(3-1)では初の1試合2得点を記録し、A代表初選出を勝ち獲った。

 5日のトリニダード・トバゴ戦(0-0)ではベンチ外だったが、9日のエルサルバドル戦では2-0で迎えた後半22分からピッチに立ち、歴代2番目の若さとなる18歳5日で代表デビュー。同28分、久保は相手2人の間を華麗なドリブルで突破して代表初シュートを放つも、これは相手GKの好守に阻まれた。後半アディショナルタイムには途中から2列目左に入ったMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)、FW大迫勇也(ブレーメン)との連係から中央突破。中島が倒されてシュートには至らなかったが、3人の感性が見事に共鳴した。

 待望のデビューと期待感を抱かせるプレーで話題を呼んだ久保は、今後はブラジルで開催されるコパ・アメリカに日本代表の一員として挑む。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、公式ツイッターで「“ジャパニーズ・メッシ”久保はPSG、マンチェスター・シティ、レアル・マドリードの関心をかき立てる」と綴り、公式サイトで18歳のレフティーについて言及している。

 記事では、久保は4日に18歳になったばかりで、バルセロナの下部組織出身かつ、欧州の複数クラブから関心を寄せられていると紹介。エルサルバドル戦のプレーについては、「親善試合のハイライトの一つだった」と評している。「グローボ・エスポルチ」公式ツイッターの投稿には、「新しい大空翼がいるのか?」「魔術師・久保」「日本人版コウチーニョ」といった海外ファンの声が書き込まれていた。

 A代表デビューを果たし、久保が次にどのようなステップを踏むのか、日本のみならず王国ブラジルも熱視線を送っている。

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