ハリル監督が浦和の“走るファンタジスタ”を絶賛 「運動量とゲームビジョンが素晴らしい」

10月のイラン戦に出場しアピールに成功

 浦和の“走るファンタジスタ”が、ハリルジャパンの大きな期待を集めている。今月12日と17日に行われるワールドカップ・アジア2次予選のシンガポール戦とカンボジア戦の日本代表メンバーが5日に発表され、バヒド・ハリルホジッチ監督はMF柏木陽介(浦和)のプレーを絶賛し、大きな期待を口にした。

 先月11日の国際親善試合イラン戦で、約2年9ヵ月ぶりにA代表のピッチに立った柏木は、途中出場ながら豊富な運動量で中盤を活性化した。そのプレーに、ハリル監督は大きな賛辞を送っている。

「攻撃の組み立てで最終ラインから参加してほしい選手だ。フィジカル的にモンスターではないが、デュエルにもしっかり行ってくれる。特に後ろからの組み立てに能力がある。運動量とゲームビジョンが素晴らしい。攻撃面でしっかりとバランスを取ってくれる」

 運動量が武器であり、複数のポジションを横断的にプレーできるのが柏木の良さの一つだ。それでいて、チームのバランスを崩さない戦術眼をハリル監督は絶賛している。そして、過去に課題とされていた守備面でも、ボール際の競り合いで強い意志を持ってプレーしていることを評価した。柏木自身も「自分が戦えない選手だとは思っていない」と語っていたことがあるが、そうした姿勢はハリル監督の目にしっかりと焼きついていたようだ。

そして“走る”と“ファンタジスタ”の2つの顔を持つレフティーの、後者の部分も絶賛している。

 

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