U-20W杯“日韓戦”へ、主将MF齊藤は闘志を強調 「相手も僕らのことを意識してくる」

U-20日本代表の主将を務めるMF齊藤未月【写真:林遼平】
U-20日本代表の主将を務めるMF齊藤未月【写真:林遼平】

ベスト8をかけ決勝トーナメント1回戦で激突 「強いなという印象があった」

 ポーランドの地でU-20ワールドカップ(W杯)に挑んでいるU-20日本代表は、グループリーグを1勝2分で突破し、4日に行われる決勝トーナメント1回戦ではアジアのライバルである韓国との対戦が決定した。チームの主将を務めるMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)は「僕らも相手のことを意識するし、相手もたぶん僕らのことを意識してくると思う」と語り、「闘う部分のところで負けてしまったら相手に(勝利が)転ぶ」と日韓戦を見据えた。

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 23日に開幕したU-20W杯もグループリーグの全日程が終了した。グループBに入った日本はエクアドル、メキシコ、イタリアと対戦。初戦のエクアドル戦で難しい戦いを強いられながらも1-1で勝ち点1を獲得すると、メキシコに3-0と勝利し、イタリア戦でもスコアレスドローで勝ち点1を積み重ねて“死の組”と呼ばれたグループを2位で通過した。そして決勝トーナメントに進出した日本は、ベスト8をかけてグループFを2位で勝ち上がってきた韓国との対戦が決まった。

 決戦の地・ルブリンに移動して初のトレーニングを行った後、齊藤は「昨日少し見たなかで(韓国には)タレントがいるし、見た感じは強いなという印象があった」と、前日に行われたアルゼンチン対韓国の試合をホテルで観戦していたことを明かした。その上で主将は、日韓戦に向けた思いを語った。

「僕らも相手のことを意識するし、相手もたぶん僕らのことを意識してくると思う。昨日はすごくタフなゲームをしていて、本当に体を張ってみんなが頑張る。みんなで守備して、みんなで攻めて勝って喜ぶみたいな、本当にいいチームだなという感じがした。言ってしまえば、そういう闘う部分のところで負けてしまったら相手に(勝利が)転ぶなという感じは個人的に思いました」

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林 遼平

はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

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