「あの試合から多くの経験を得た」 ファン・ダイク、CL決勝での“リベンジ”を誓う
リーグ戦ではトッテナムに2戦2勝も「何でも起こり得る」と警戒を強める
リバプールは現地時間6月1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でトットナムと対戦する。リバプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、昨季のCL決勝で敗れた「痛み」が、彼とチームメートたちを駆り立てたと明かしている。大一番を前にしたリバプールの守備の要のコメントを、英テレビ局「BBC」が伝えている。
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昨シーズンのCLで決勝まで勝ち進んだリバプールだったが、レアル・マドリードに1-3で敗れ、準優勝に終わっている。その試合ではGKロリス・カリウスの致命的なミスによって元フランス代表FWカリム・ベンゼマに先制点を許すと、一度は追いついたもののウェールズ代表FWギャレス・ベイルに2点を奪われて涙を呑んだ。
ファン・ダイクは「僕はあの試合から多くの経験を得た。今回、その経験を生かせるはずだ。決勝での敗戦は大きな痛みを伴うからね」と振り返っている。
今季のプレミアリーグでは、ホーム、アウェーともトットナムに2-1で勝利しているリバプール。しかし、ファン・ダイクはそうした試合結果が何の意味も持たないと警戒心を示した。
「人々は言いたいことを、なんでも言えばいい。リーグ戦では僕たちのほうがよかったとかね。それは本当のことかもしれない。それでも、何でも起こり得る。決勝戦は一発勝負だ。彼らはとても良いチームであり、非常に強い。前線には違いを作れる選手たちがいるから、警戒しなければいけない」
そして、2大会連続でのファイナルに向けて、「僕たちは力を出し尽くし、後悔がないように戦う。そして今回こそ勝てると信じている」と、意気込みを語った。
リバプールは今季のプレミアリーグではわずか1敗、勝ち点「97」を積み重ねながらも2位に終わった。シーズンの最後にタイトルを獲得できるのか、それとも無冠で終わるのか。クラブにとって重要な一戦が近づいてきた。