イニエスタが憧れた「2人の英雄」 日本人と“特徴の近い”名手を生んだ学ぶ姿勢とは?

(左から)現役時代のグアルディオラ、ラウドルップ【写真:Getty Images】
(左から)現役時代のグアルディオラ、ラウドルップ【写真:Getty Images】

フアン・カルロスTDも力説 「本物を知りサッカーに必要なコンセプトが学べる」

 謙虚な性格であるイニエスタは、憧れの選手をはじめチームメートなどの優れた点を見つけ、それを学び取って練習することで現在のプレースタイルを見出していったようだ。そして今後は、自身がそのようにして学び取ってきたことを日本の子供たちに伝えていきたいという熱意を持っている。それが形になったのが、6月23日から本格始動する「イニエスタ メソドロジー」だという。

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 イニエスタがバルサに入団する前のアルバセテ時代にコーチだったフアン・カルロスTD(テクニカルダイレクター)が、「イニエスタ メソドロジー」の特徴を挙げながらイニエスタがこのプロジェクトを通して伝えたいことを代弁した。

「このメソッドは、イニエスタ選手が自分のプロの経験や育成からの経験の中で、どういうことが重要なのかということをアドバイザーと考えながら取り上げたもの。日本の選手たちは特徴的にもイニエスタとすごく近いものがあると思います。イニエスタという本物を知ることによって、サッカーにおいてどういうことが重要なのか、サッカーにおける必要なコンセプトが学べる場所になってくると思います」

 イニエスタがこれまでに憧れの選手から学び取ってきたことを、このアカデミーを通じていかに伝えていくのか。世界一流の“学びの方法”を子供たちが知ることができるのは、日本サッカーにとってかけがえのないものとなるに違いない。

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(川原宏樹 / Hiroki Kawahara)



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