香川は「不透明な将来に直面」 ドルトムント地元紙が来季展望、ネックの「問題」は?

去就が注目を集めているMF香川真司【写真:Getty Images】
去就が注目を集めているMF香川真司【写真:Getty Images】

27日、SNSでベジクタシュサポーターに向け惜別メッセージ「僕はチャレンジします」

 ベジクタシュの日本代表MF香川真司は、トルコでのシーズンを終えた。ドルトムントからのレンタル期間は今季終了までとなっており、その去就が注目を集めているが、ドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」は「不透明な将来に直面」と報じている。

 香川はドルトムント通算7年目の今季、ルシアン・ファブレ監督の構想外となり、ベンチ外の日々が続いた。今年1月末に期限付き移籍でトルコ1部ベジクタシュへ加入。3分間で2ゴールを挙げる衝撃デビューを飾ったが、レギュラーには定着できず、14試合に出場(うち先発4試合)して4ゴールの成績でシーズンを終えた。

 24日に最終節カスムパシャ戦(3-2)を終えた香川は27日、自身の公式インスタグラムで「親愛なるベジクタシュサポーターへ。あなた方のサポートに感謝したい。タイトルを獲得できなかったのは残念で、考えていたほど貢献できませんでした。それでも、チームメイトとクラブスタッフとともにサポーターのためにトルコで闘ったことは、これからもいつまでも大切な思い出になるでしょう。僕は次のシーズンに向けて自分を奮い立たせ、チャレンジします」と綴り、惜別のメッセージを残していた。

 ドルトムントからのレンタル期間は今季終了までで、財政難のベジクタシュにとっては完全移籍での買い取りは困難だと報じられている。そんななか、ドルトムント地元紙「ルールナハリヒテン」は「香川真司、イスタンブールに別れを告げる。そして不透明な将来に直面」と見出しを打ち、日本の小さな魔法使いの現状についてレポートしている。

「香川はレンタル先のベジクタシュのファンに別れを告げた。BVBのファブレ監督は彼を構想外としており、今、彼は新しいクラブを探している。しかし、問題がある」

 記事では、インスタグラムの投稿を実質的な“退団宣言”と捉え、2020年まで契約が残るドルトムントに復帰した際のシチュエーションについては、「ドルトムントでは現実的なチャンスはほとんどないだろう」と予測。香川自身はスペインでのプレーを希望し、プレミアリーグのウェストハムとエバートンが獲得に興味を示していたことに触れつつ、香川の高額な年俸やEU圏外選手枠が移籍のネックになるとしている。

 今年3月に30代に突入した香川は、来季どこでブレーすることになるのか、熱視線が注がれることになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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