リバプールが鮮やかに逆転! チェルシーを破りクロップ体制リーグ戦初勝利

冴えないモウリーニョ采配 解任論が加速か

 1-1で迎えた後半も一進一退の展開が続くなか、両監督の采配が明暗を分ける。モウリーニョ監督は後半14分にMFエデン・アザールに代えてFWケネディを投入。一方のクロップ監督は、右サイドのミルナーに代えてベンテケを1トップに投入した。

 そして迎えた同29分、ベンテケがロングボールにヘディングで競り勝って落とすと、そこに走り込んだのは再びコウチーニョ。ゴール前中央から今度は右足でコントロールショットを放つと、チェルシーDFジョン・テリーに当たってコースが変わったボールはフワリとチェルシーゴールに吸い込まれた。続く同38分にはペナルティーエリア内でテリーとDFガリー・ケイヒルの2人のマークを受けたベンテケが、2人と駆け引きしながら放ったシュートがゴールへ。試合を決定づける3点目に、クロップ監督も大きなジャンプとガッツポーズで喜びを表現した。

 試合はこのまま3-1で終了。リバプールがクロップ監督就任後のリーグ戦初勝利を、敵地スタンフォード・ブリッジで挙げた。これで、クロップ体制下ではリーグカップやUEFAヨーロッパリーグのゲームを含めて無敗を継続中。シーズン序盤に出遅れた名門が、上昇気流に乗り始めた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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