バルサFWメッシ、“正確無比”な2発で6度目の年間50点超えに称賛 「不条理な数字」

メッシが3年連続となるピチーチを獲得した【写真:Getty Images】
メッシが3年連続となるピチーチを獲得した【写真:Getty Images】

リーグ最終節エイバル戦で2ゴールを挙げ、「36得点」で3年連続ピチーチを獲得

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間19日のリーガ・エスパニョーラ最終節エイバル戦(2-2)で2得点をマーク。今季リーグ戦ゴール数を「36」として、3年連続となるピチーチ(得点王)が決まったが、海外メディアは「正確無比」「不条理な数字」と脱帽している。

 バルセロナは前半20分にエイバルのMFマーク・ククレラに先制点を許したものの、前半31分、32分と立て続けにメッシの決定力が炸裂する。

 チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルのスルーパスを受けて冷静に左足で同点弾を流し込んだメッシは、その1分後にもロングフィードを受け、相手GKマルコ・ドミトロビッチの位置を見極めた心憎いチップシュートで2点目をゲットした。

 試合は2-2の引き分けに終わったが、メッシは出場34試合で36得点をマーク。2位のウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)の21得点に「15」差をつける圧倒的なパフォーマンスだった。

 バルセロナ公式サイトなどによると、通算6度目のピチーチ獲得はリーガの伝説ストライカーであるザラと並ぶ歴代1位タイの記録。そして3年連続での得点王はレアルに所属した元メキシコ代表FWウーゴ・サンチェスが1986年~88年までに達成して以来の偉業となった。また、メッシは今季公式戦49試合で50得点の大台に到達したという。

 衛星放送「ビーイン・スポーツ」アメリカ版が「メッシがドミトロビッチの頭上を抜く優しいチップで2ゴール目を挙げた」と伝えれば、オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」は「アルゼンチンの天才は正確無比だった」と称えている。

 また、英サッカー専門メディア「Squawka」によれば、メッシがシーズン50得点を超えるのは、2010-11(53)、2011-12(73)、2012-13(60)、2014-15(58)、2016-17(54)の6回目。その驚異の得点力を英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」は「メッシの不条理な数字」と表現している。

 31歳となってもメッシの進化はとどまるところを知らない。

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