「ダムが決壊」 リベリーの得点にバイエルン会長が人目もはばからずに号泣した理由
退団するリベリーが最終戦で芸術的ゴール ヘーネス会長にとって「息子のような存在」
バイエルンは現地時間18日、ブンデスリーガ最終節で日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルトと対戦。5-1の大勝で見事に7連覇を達成した。
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今季限りで退団する元フランス代表MFフランク・リベリー、元オランダ代表MFアリエン・ロッベンの両翼が、途中出場でゴールを決めるというセンセーショナルを巻き起こした。ドイツの各メディアによると、バイエルンのウリ・ヘーネス会長はリベリーの出場と得点に、これ以上ないほどの喜びを感じていたという。
ベンチスタートとなったリベリーは、後半16分にフランス代表MFキングスレー・コマンに代わって出場。そして同27分、ドイツ代表DFジョシュア・キミッヒから展開されたボールを左サイドで受けると、ドリブルでペナルティーエリア内へ進入し、ドイツ人DFダニー・ダ・コスタと対峙するなかでアルゼンチン人DFダビド・アブラアムがカバーに来たところでダブルタッチを発動させた。
2タッチ目を横方向へ動かして2人の間を突破。距離を詰めて飛び込んできた元日本代表MF長谷部誠とドイツ代表GKケビン・トラップをあざわらうかのように、チップキックでボールを浮かせてシュートを決めた。
リベリーの得点後にはスタジアムがスタンディングオベーションで包まれるなか、ヘーネス会長は涙を見せていた。ドイツ紙「ビルト」は、ヘーネス会長はリベリーがピッチに立った際にも涙を見せていたが、リベリーのゴールを見て“ダムが決壊”と伝えている。
試合の国際映像でも、人目もはばからず大泣きしている姿が映し出されている。記事によれば、ヘーネス会長にとってリベリーは「息子のような存在」だという。同会長が脱税の罪で服役していた際、選手の中で面会に来たのはリベリーだけだったと明かしている。