「なんて肝っ玉!」 チェルシー司令塔、“パニック嘲笑”の優美ターンに反響「勇者だ」
チェルシーがPK戦の末にEL決勝進出 ジョルジーニョの華麗なテクニックに脚光
チェルシーは現地時間9日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦で元日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルトと対戦し、ホームで1-1と引き分けた。2戦合計2-2で延長の末、PK戦を制し、決勝進出をつかみ取った。EL公式インスタグラムは、この日の最優秀スキルを決める「スキル・オブ・ザ・デイ」に、イタリア代表MFジョルジーニョが披露した優美なターンを選出している。
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アウェーでの第1戦を1-1と引き分けたチェルシーは前半28分、左サイドで溜めを作ったベルギー代表MFエデン・アザールが相手守備陣を充分に引きつけてスルーパスを送ると、ペナルティーエリア左に抜け出したイングランド代表MFルーベン・ロフタス=チークが冷静にゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。
しかし、後半4分に同点に追いつかれ、そのまま90分間を終えて延長戦に。それでも決着がつかなかったためPK戦に突入すると、フランクフルトが2人失敗したのに対し、チェルシーは4人が決め、決勝に駒を進めた。EL公式は試合中にジョルジーニョが披露した自陣ペナルティーエリアでの華麗なターンを「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出している。
1-0で迎えた前半39分、長谷部のロングフィードを左サイドで受けた相手MFフィリップ・コスティッチに中央へグラウンダーのボールをペナルティーエリアに供給されてしまう。しかし、即座に反応したジョルジーニョがパスコースに入ると、相手選手のプレッシャーを嘲笑うかのように優美なターンでインターセプトし、ピンチの芽を摘み取った。
EL公式インスタグラムが「自陣ペナルティーエリア内ではパニックになる? ジョルジーニョはそうではない」と文章を添えて動画を公開すると、コメント欄では「彼の度胸は称賛に値する」「なんて肝っ玉なんだ!」「チェルシーの勇者」とファンの間でも反響を呼んでいた。マウリツィオ・サッリ体制のポゼッションサッカーでは中核を担うジョルジーニョだが、ピンチの場面でクリアすることなくボールをつなぎ切る技術はチームの原動力となっていることは間違いない。