補強禁止処分のチェルシー、FIFAに異議申し立ても却下 スポーツ仲裁裁判所に提訴へ
エースのアザールに移籍の噂が絶えないなか、補強禁止処分が確定すれば大打撃
プレミアリーグのチェルシーは、18歳未満の海外移籍に関する規則違反で今後2度の移籍市場での選手補強禁止処分を言い渡された。クラブは異議申し立てを行ったが、これをFIFA(国際サッカー連盟)に却下された。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが報じている。
チェルシーは来季に向けて、ドルトムントのアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチの獲得を決めている(今季終了までドルトムントへローン移籍)。しかし、処分が確定すれば今夏と来年1月の冬の移籍マーケットではさらなる補強が行えなくなる。
プリシッチの獲得やローンで他クラブに貸し出している選手の復帰には影響がないものの、反対にローン移籍でチームに加わっているクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ(←レアル・マドリード)やアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(←ユベントス)を完全移籍で契約することなどはできない。
チェルシーはFIFAの処分に対して異議申し立てを行っていたが、8日にこれが却下されたと発表された。今後はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する可能性があるという。
過去に移籍禁止処分を受けたレアル・マドリードは、CASへの訴えが認められて処分が軽減した例もあるが、チェルシーの場合はどうなるのか。エースのベルギー代表MFエデン・アザールには移籍の噂が絶えないなかで、補強禁止はチームに大きな打撃となることは間違いないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1