“人気銘柄”モウリーニョ氏、PSG行きの可能性が浮上 来季に向けて情報共有と仏紙報道
ローマがオファーとの報道も… 母国ポルトガルメディアはPSGを有力視
マンチェスター・ユナイテッドの前監督であるジョゼ・モウリーニョ氏が、来季以降の監督業復帰に向けて水面下で動き出しているようだ。フランス紙「レキップ」が、モウリーニョ氏の右腕とも言われる人物とパリ・サンジェルマン(PSG)のスポーツ・ディレクター(SD)が接触していることを報じ、それを受けてポルトガルのテレビ局「RTP」は、モウリーニョ氏が来季からPSGの指揮を執ると主張している。
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昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドの監督を退任したモウリーニョ氏は、今季中の監督業復帰を否定し続けてきた。今季も終盤となり各クラブが来季に向けて動き出すなか、モウリーニョ氏も監督業復帰に向けて動き出しているようだ。
「レキップ」紙によると、PSGのSDを務めるアンテロ・エンリケ氏と、モウリーニョ氏の右腕として多くのクラブを共にし、アシスタントコーチを務めてきたルイ・ファリア氏(現アル・ドゥハイル監督)が連絡を取り合っているという。それはモウリーニョ氏が来季から就任するために、テクニカルな情報などを事前に引き継いでいると噂されている。
一部では、モウリーニョ氏のもとにローマからのオファーが届いたと報じられているが、「RTP」はPSGの現状を考察したうえで彼の次の職場はパリになると主張している。
今季のPSGはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でユナイテッドに敗れてベスト16で敗退。国内のカップ戦も敗退し、今季のタイトルはリーグ制覇のみとなっている。PSGのナセル・アル・ケライフィ会長はその結果を良しとせず、トーマス・トゥヘル監督を今季限りで解任すると言われている。その後任として、“スペシャル・ワン”ことモウリーニョ氏の招聘を狙っているようだ。
解任直後にも多くのオファーが届いたと言われる“人気銘柄”のモウリーニョ氏は、未体験の国でのタイトル獲得に野心を持っていると報じられていて、ドイツかフランスのチームが最有力視されてきた。再建を図るローマがオファーしたとの報道もあるが、金銭的な競争になればPSGに分があるだろう。モウリーニョ氏の行き先に注目が集まっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)