「青木がミスを犯した」 磐田助っ人FW、劇的決勝弾に母国注目「チャンスを逃さず」
後半アディショナルタイム、ロドリゲスが青木のパスミスから持ち込んで決勝弾をマーク
ジュビロ磐田は、3日に行われたJ1リーグ第10節浦和レッズ戦で後半アディショナルタイムにルクセンブルク代表FWロドリゲスが決勝ゴールを挙げ、今季2勝目を挙げた。相手のミスを突き、敵地で手にした劇的な勝利に、海外紙も「チャンスを逃さなかった」と報じている。
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磐田はFW川又堅碁が4月28日の第9節北海道コンサドーレ札幌戦(1-2)でポストに激突して負傷。右肩関節脱臼と診断され、トレーニング合流まで約6週間を要することが発表された。元日本代表FW大久保嘉人も登録メンバーから外れるなか、ロドリゲスは出場停止が明けて先発に復帰。FWアダイウトンと2トップを形成した。
しかし、お互いに決定打を欠き、終盤までスコアが動かず。試合は後半アディショナルタイムに入り、0-0のまま引き分けかと思われたなかで衝撃の展開が待ち受けていた。磐田FW中山仁斗が自陣左サイドでボールを持った浦和MF青木拓矢にプレッシャーをかけ、バックパスをさせると、これが中途半端なボールとなり、ロドリゲスの足元へ。そのままペナルティーエリア内に持ち込んで相手GK西川周作との1対1を制してゴールに流し込み、殊勲の決勝点。ロドリゲスの得点が決まった瞬間、ミスを犯した青木はピッチに倒れ込んで天を仰ぎ、浦和DFマウリシオとGK西川もしばらく動けなかったほどの劇的勝利で、磐田がアウェーで貴重な勝ち点3を手に入れた。
ロドリゲスは出場停止明けでチームトップの今季3ゴール目を挙げたが、母国ルクセンブルクの地元紙「Luxemburger Wort」は「守備的MFのアオキがミスを犯し、ロドリゲスが貴重な勝ち点3を手にするゴールのチャンスを逃さなかった」と、青木のミスとロドリゲスの値千金の決勝弾を伝えている。
17位だった磐田は浦和戦の勝利で暫定13位に浮上。名波浩監督の下、勢いに乗って巻き返すことができるだろうか。