「極めて重大な一撃」 アーセナルFW、完璧な“パス&ゴー弾”に称賛「相互作用の集大成」
アーセナルがバレンシアに3-1で逆転勝利 FWラカゼットが2ゴールの活躍
アーセナルは現地時間2日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第1戦でバレンシアと対戦し、3-1で勝利を収めた。ホームで先制点を与えてしまうものの、その直後にフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットが決めた同点弾について、英紙は「極めて重大なゴール」と振り返っている。
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現在アーセナルはリーグ戦で悪夢の3連敗を喫しており、3試合で9失点と守備が崩壊状態にある。シーズン終盤に突如として訪れた大不振を断ち切りたいアーセナルだったが、ホームに迎えたバレンシア戦でも前半11分にあっさりと先制点を与えてしまい、厳しいスタートを余儀なくされる。しかし、嫌なムードの漂うチームを救ったのがラカゼットだった。
0-1で迎えた前半18分、元ドイツ代表MFメスト・エジルから自陣でボールを受けると、相手マークを反転して振り切る。そのまま前線に駆け上がるガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンに絶妙なロングスルーパスを供給。パスを出した瞬間にラカゼットもゴール前へ猛然と走り込むと、ペナルティーエリア内で相手GKを引きつけたオーバメヤンが空いたスペースにボールを送り、ラカゼットが無人のゴールに左足で流し込んで同点弾を決めた。
英紙「インディペンデント」は「フランス人選手がバレンシアの早々の先制点を取り消す極めて重大な一撃」と取り上げており、「エジルがスペースを作り出しラカゼットへと渡すと、ラカゼットがオーバメヤンへとパス。オーバメヤンが折り返し、ラカゼットはがら空きのゴールへと送り込んだ」とアーセナルらしい華麗なパスワークから生まれたゴールを説明し、「素晴らしい相互作用の集大成」と称えている。
ラカゼットの完璧な“パス&ゴー”から生まれた同点弾で息を吹き返したアーセナルは、前半26分にラカゼットがこの日の2点目を奪うと、後半アディショナルタイムにはオーバメヤンが追加点を決め、3発快勝を収めた。アウェーゴールこそ与えたものの、大きなアドバンテージを持って第2戦へと臨むことになっている。