「なんて優秀なんだ!」と敵将を称賛 サッスオーロ戦後のミラン会長の行動が話題に

ディ・フランチェスコ監督の采配を絶賛

 ディ・フランチェスコ監督は、「ベルルスコーニの称賛は嬉しい。11対11だったら違う試合になっていた」と語り、メディア王の異例の激賞に喜びを示す一方、前半29分のGKの退場処分を嘆いた。

 ベルルスコーニ会長は昨季、自ら寵愛し、トップチームの指導経験のなかったフィリッポ・インザーギ前監督を下部組織から抜擢し、成績不振を理由に1年間で解任した経緯がある。さらにインザーギ氏の前任者クラレンス・セードルフ氏は、ブラジルで現役を続けていたところを引退させてまで招聘したが、わずか半年で解雇している。

 立て続けにクラブレジェンドを非情に扱いながら、ミランと関わりのなかった鬼軍曹シニシャ・ミハイロビッチ監督を招聘したベルルスコーニ氏。だが、この日の行動を見る限り、会長はすでに現政権に見切りをつけ、ディ・フランチェスコ次期監督の招聘を、水面下で画策しているのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング