マンU守護神デ・ヘアに異変… 「123試合分のミス」をわずか4試合で犯す大不振
チェルシー戦で痛恨のファンブルから失点 同様の“エラー”は直近4試合で3度目
“赤い悪魔”の守護神に異変が起きている・マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが、現地時間28日のチェルシー戦でミドルシュートをキャッチミスし、ゴールを許した。失点に直結するミスをしたのは直近4試合で3度目。それ以前の123試合で犯したエラー数に並んだという。
3月末にオレ・グンナー・スールシャール監督が正式監督に就任しながら、直近9試合で2勝7敗と大きく負け越していたユナイテッドは、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を巡る“トップ4”争いのライバルであるチェルシーと、本拠地オールド・トラッフォードで対戦した。試合前にアーセナルがレスター・シティに0-3で敗れていたため、5位浮上のチャンスが生まれたなかで迎えた重要な一戦だった。
前半11分に元スペイン代表MFフアン・マタのゴールで先制する幸先の良い展開だったが、前半終了間際にデ・ヘアに思わぬミスが飛び出す。
それまで枠内シュート0本だったチェルシーは、ペナルティーエリア外からドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが思い切り良くシュート。これはデ・ヘアの守備範囲だったが、キャッチしようとしてファンブルし、走り込んだスペイン代表DFマルコス・アロンソに押し込まれた。
データ会社「オプタ」によると、デ・ヘアが失点に直結するエラーを犯したのはここ4試合で3度目。それ以前に同様のエラーは123試合で3度という安定感を誇っていた守護神のパフォーマンスが、顕著に低下し始めている。まさに不振に喘ぐチームを象徴するかのようだ。
勝利を逃したユナイテッドは勝ち点65のまま6位。5位アーセナルが同66、4位チェルシーが同68、3位トットナムが同70と3位から6位まではいまだ混戦となっているが、残りはあと2試合でユナイテッドの4位入りは厳しい状況となっている。