チェルシーU-19のDFグエーイ、UEFAユースリーグ準決勝で決めたPK弾に脚光

　欧州サッカー連盟（UEFA）が主催する19歳以下のクラブチームによる大陸選手権大会「UEFAユースリーグ」の決勝チェルシー（イングランド）対ポルト（ポルトガル）戦が現地時間29日に行われる。そんななか大会公式ツイッターが今大会の名場面の一つとして、“ノールック＆ノーステップ”の超絶PK弾を映像付きで改めて紹介し、「勇敢なPK」「スゲェ！」と反響を呼んでいる。

　大会公式ツイッターが公開した映像は、準々決勝のチェルシー対ディナモ・ザグレブ（クロアチア）戦のPK戦のワンシーンだ。試合はチェルシーが2点のリードを許す苦しい展開となるも、主将を務めるMFルーク・マコーミックが後半32分に反撃の狼煙を上げる一撃を決めると、終了間際に追いついてPK戦に突入した。

　チェルシーは1人目が決めた一方、ディナモ・ザグレブは1人目が失敗。2本目はお互いに成功し、チェルシーの3人目で驚愕のPKが生まれる。キッカーはU-8からチェルシーに在籍し、U-17イングランド代表では主将を務め、2017年9月に2019-20シーズンまでのプロ契約を結んだ18歳のDFマーク・グエーイだ。ペナルティースポットにボールを置くと、軸足をボールの左横に置いて感触を確かめるような仕草を見せると、ボールを見たまま右足を引いて振り抜いた。ゴールマウスすら見ずに蹴り込んだ一撃に相手GKも虚を突かれ、ボールはネットを揺らしている。

　結局、4-2でPK戦を制して準決勝に進出したチェルシーは、バルセロナもPK戦の末に撃破して決勝まで勝ち上がっている。今大会を彩ったグエーイの華麗なPKを大会公式ツイッターが改めて動画で紹介。すると返信欄では「素晴らしいスキル」「クレイジー」「非常に勇敢なPK」「良かった」「スゲェ！」など称賛の声が上がった。

　優勝まであと一歩に迫ったチェルシー。度胸満点のPKで脚光を浴びているグエーイだが、相手の攻撃を抑え込んでタイトル獲得に貢献できるだろうか。