リバプールOB、古巣の“29年ぶり優勝”に太鼓判 「洗練されたチーム」「弱点がない」

プレミアリーグ第35節でカーディフと対戦し、2-0で勝利を収めたリバプール【写真:Getty Images】
プレミアリーグ第35節でカーディフと対戦し、2-0で勝利を収めたリバプール【写真:Getty Images】

元スコットランド代表MFスーネス氏、カーディフ戦を受けてリバプールに賛辞

 リバプールは現地時間21日、プレミアリーグ第35節でカーディフと対戦し、2-0で勝利を収めた。プレミアリーグでプレー経験のある元スコットランド代表MFグレアム・スーネス氏は、1990年以来、待ち焦がれたリーグ制覇を目指す古巣リバプールに「弱点はない」と述べている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えた。

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 強固な守備網を敷いたカーディフに苦戦していたリバプールだが、後半12分にCKからオランダ代表MFジョルジニオ・ヴァイナルダムが右足で豪快に叩き込んで均衡を破る。そして同34分、ペナルティーエリア左に侵入したエジプト代表FWモハメド・サラーが転倒されてPK判定。キッカーを務めた元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーが同36分に冷静に流し込み、貴重な追加点を奪った。

グレアム・スーネス氏【写真:Getty Images】
グレアム・スーネス氏【写真:Getty Images】

 この試合を受けて、スーネス氏は「チャンピオンになるためには、様々な形で直面する困難に対処しなければならない。今日、彼らは冷静で、洗練されたチームだったように見える。我慢強く、それを無理矢理試みようとはしなかった。プレーするにあたり最高のピッチではないし、多くのプレッシャーの下だったが、彼らは素晴らしかったと思う」と称賛した。

 また、リバプールはカーディフ戦で“成熟さ”も見せたとし、「今は冷静さと信念を持ってプレーしていると思う。弱点のないチームだし、そうであるべきだ。彼らを目の前にして、揚げ足を取れるところが見つけられるだろうか? おそらく、全く弱点のないチームを相手に苦戦することだろう」と続けた。

 現在、リバプールは、2位で1試合消化の少ないマンチェスター・シティに勝ち点2差の首位に立っている。元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、「先週の後、私は(リバプールとシティーの優勝の可能性は)フィフティー・フィフティーだと言っていた。しかし、シティはトットナムを倒した。今はシティも、金曜にリバプールがハダースフィールドに勝つことは分かっている」と指摘する。

 キャラガー氏はそのうえで「最後の2試合で負けることはないと思うので、シティが勝っても負けても次の2試合で決まると思う」とし、シティが対戦するマンチェスター・ユナイテッド戦とバーンリー戦でタイトルの行方が決まるとの見解を示した。

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