「サラーがミルナーに苛立ち」 PKキッカーを巡る一悶着に英紙注目 味方同士の信念が衝突

ミルナーは副主将としてチームの役割を全う 両者の思いが衝突したワンシーンに

 一方、リバプールではここ数年、副主将のミルナーがピッチに立っている場合は基本的にPKキッカーを任せるという規律があり、今季も5本中5本を決めていた。ユルゲン・クロップ監督も第31節フラム戦(2-1)で決勝弾となるPKを冷静に決めていたミルナーに対し、「ミリーは多くのPKを決めてきた。彼がピッチに立っている時、それは意味を持つものだ」とPKキッカーとしての全幅の信頼を示していた。

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 サラーがエースストライカーとして2年連続の得点王を目指すうえで、自身で勝ち取ったPKを蹴りたいという気持ちも理解できる一方、1-0と勝利が決定的でない局面でのPKを確実にモノにするべく、チームが定めた規律に忠実に従うミルナーの責任感も重要なものだ。両者の思いが衝突したワンシーンとなったが、英紙「デイリー・エクスプレス」も「サラーがミルナーのPK回収に激怒」と報じるなど、一連のやり取りはメディアの格好の的にもなってしまったようだ。

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