柴崎岳、17戦ぶり先発で得点演出 ヘタフェ監督「素晴らしいプレーを見せてくれた」

ヘタフェMF柴崎岳【写真:Getty Images】
ヘタフェMF柴崎岳【写真:Getty Images】

CL出場権を争うセビージャとの大一番で2ゴールに関与、3-0勝利に貢献

 ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は、現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節セビージャ戦に17試合ぶりとなるスタメン出場を果たし、3-0の勝利に貢献した。突然の先発抜擢という形になったが、ペペ・ボルダラス監督は試合後の会見で起用の理由について説明したと、スペイン紙「マルカ」が報じている。

 来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う4位ヘタフェと5位セビージャの直接対決で、突然の先発。柴崎にとってヘタフェで2019年に入って初めての出場となる一戦は重要すぎる試合となったが、1-0のリードで迎えた前半アディショナルタイム、柴崎のFKから相手のハンドを誘い、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定によってこの日2本目のPKをゲットし追加点。さらに後半8分には、柴崎のスルーパスを起点にFWホルヘ・モリーナが試合を決定づける3点目を決め、ヘタフェは貴重な勝ち点3を手にした。

 後半16分にお役御免となった柴崎は、スタジアムのファンから大きな拍手を受けた。ヘタフェにとっても柴崎にとってもターニングポイントになりそうな試合について、ボルダラス監督は「2つのPKで有利になったが、これがフットボールだ。3点目を奪って、試合はとても上手くコントロールされた」と強敵相手に勝ち切ったことを喜ぶとともに、柴崎を起用した意図を問われるとこのように話した。

「それは我々が指導者である理由だ。我々は日々、彼ら選手たちがどのように練習に取り組んでいるかを見ている。ガクはいつも本当によくトレーニングしている。長い期間プレー時間を与えていなかったが、私自身としてはその内容に納得していないわけでも、批判するつもりもなかった。そして彼は貢献してくれたし、祝福しなければならない。彼はピッチ内で素晴らしいプレーぶりを見せてくれたからね」

 このようにボルダラス監督は絶賛した。冬の移籍市場ではデポルティボ・ラ・コルーニャ加入の噂が上がるなど、ヘタフェ退団は秒読みかと見られていた。しかしこの出場によって、ヘタフェでの境遇にも変化が生まれるかもしれない。

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