浦和DF橋岡大樹、神戸戦で負傷交代 1カ月後のU-20W杯出場に影響する可能性も
後半12分に左足痛める 「強い痛みを訴えて、プレー続行は不可能だった」と指揮官
浦和レッズのU-20日本代表DF橋岡大樹は、20日のリーグ第8節、ホームにヴィッセル神戸を迎え撃ったゲームでスタメン出場。チームが1-0の勝利を収めた一方で、後半12分に左ハムストリングを押さえて負傷交代となった。
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橋岡は3月の日本代表活動期間に“飛び級”でU-22日本代表のU-23アジア選手権予選に参加。その間に新システムを導入した浦和でのポジションを失う形になり、メンバー外が続いたが、3バックに回帰したタイミングでスタメンを再奪取。この試合でも右ウイングバックとしてスタメン出場していた。
アップダウンを要求されるポジションで運動量を出していたうえに、GK西川周作からのフィードで空中戦のターゲットになるなど存在感を放っていたが、後半10分過ぎに神戸が左サイドから攻め込んだ場面で対応し、クロスに対してスライディングでブロックを試みると、そのまま倒れ込んでしまった。プレーが切れたタイミングで様子を見に行ったDF森脇良太は即座に交代のジェスチャーを行い、その後にチームドクターが駆けつけた後も「×」が出された。
そのまま担架で運び出される際、橋岡は左足ハムストリングを押さえながら、足を伸ばさないように座り込んでいたことから、筋肉系の負傷であることが推測される。
試合後の記者会見でオズワルド・オリヴェイラ監督は、「強い痛みを訴えて、プレー続行は不可能だった。残念なことにまだ情報はないが、検査を待たなければいけない」と、現時点で分かっている負傷の状況について話した。
浦和にとっても痛い橋岡の負傷だが、U-20日本代表にとっても暗雲が立ち込めるニュースになった。影山雅永監督の率いるチームはポーランドで開催されるU-20ワールドカップ(W杯)で、5月23日にエクアドルとの初戦を迎える日程になる。それまで約1カ月というなかで、トレーニングマッチではキャプテンマークも巻いた守備の要が負傷したことは、大きな影響を与える可能性もある。橋岡自身にとっても世界大会に出場する大きなチャンスだけに、その負傷の大きさが気掛かりだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)