17歳西川潤、U-20W杯“飛び級”の注目株 Jデビューで深まる自信「感覚が上がっている」

U-20W杯出場への意義 「海外で活躍している選手たちは…」

 数多くの一流プレーヤーが通ってきたU-20W杯の舞台は、さらに先の舞台を目指すうえでも意味のあるものとなる。西川は「U-17とU-20のW杯ではだいぶ違う」と語りつつ、U-20W杯に出場することの大きさをこう表現した。

「海外で活躍している選手たちというのは、たぶんU-20W杯でプレーした選手のほうが多いと思う。そういった大会を経験することは、サッカー人生において非常に大事というか良い経験になると思う。そこは出たいという気持ちが非常に強いです」

 MF久保建英(FC東京)やMF斉藤光毅(横浜FC)と同様に、飛び級でメンバー入りする可能性のある西川。そのチャンスを少しでも広げていくためにも、より自分のプレーに磨きをかけていく必要があるだろう。持ち味であるドリブルで敵陣を切り裂き、目に見える結果を残すことができれば、世界の舞台への道を切り拓くことができるはずだ。

(林 遼平 / Ryohei Hayashi)



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林 遼平

はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

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