グアルディオラ、71歳で現役監督のホジソンに脱帽 「私? ありえない。不可能だよ」
クリスタル・パレスを率いる指揮官の情熱に敬意 「特別なエネルギーが必要だろう」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、サッカー界に大きな影響を及ぼした当代きっての名将だが、さすがに70歳まで現役監督として指揮を執ることは考えられないようだ。それをやってのけるクリスタル・パレスのロイ・ホジソン監督に、最大級の賛辞を送っている。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。
現在プレミアリーグでは1試合消化が少ないなか、暫定首位リバプールに勝ち点2差の2位につけている“ペップ・シティ”。現地時間14日の試合ではクリスタル・パレスに3-1で勝利を収めた。その対戦相手を率いていたのが71歳のホジソンだ。日本式に言えば、70歳を祝う古希も越えた大御所。ペップもその情熱とバイタリティーには脱帽といった様子で、試合前には敵将についてこう語っていた。
「特別なエネルギーが必要だろうね。71歳で現役なんて、ホジソン以外にできることではない。私? ありえない。不可能だよ。ホジソンは(フットボールを)愛している。素晴らしいよ。それができたのは、彼の中にパッション(情熱)があったから」
バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、そしてシティと欧州各国のトップクラブを率い、通算25度のタイトル獲得を誇るグアルディオラ監督は48歳。現在のホジソン監督の年齢まであと23年もある。時代を作り続ける名将も、「私は死ぬまでにいろいろなことをしたいんだ。この仕事は大好きだが、何か違うことをすることも常に考えている」と語っており、70歳まで現役を続けるプランは毛頭ないようだ。
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