今度はユナイテッドDFが頭から流血 英紙「メッシ騒動と類似」「おぞましい重傷」
ジョーンズが接触で出血 英紙はメッシの流血騒動を引き合いに出し注目
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間13日、プレミアリーグ第34節でウェストハムと対戦し、2-1で勝利を収めた。トップ4争いを制するうえで負けの許されないユナイテッドは2つのPKで勝ち点3をものにしたが、試合中にイングランド代表DFフィル・ジョーンズが相手との接触により顔面から流血した。これを受け、英紙「デイリー・エクスプレス」は、「メッシ騒動と類似している」と報じている。
直近の公式戦5試合で1勝4敗と、オレ・グンナー・スールシャール監督就任直後の勢いを失い始めているユナイテッドは、前半17分にペナルティーエリア内でMFフアン・マタが転倒させられ、PKを獲得。これをMFポール・ポグバが冷静に決め、先制点を奪う。後半4分に同点に追いつかれるも、同35分にMFアンソニー・マルシアルが得たPKを再びポグバが決め、この1点が決勝弾となった。
熾烈なトップ4争いからの脱落を避けるうえで貴重な勝ち点3の奪取に成功したが、試合終盤に起きたジョーンズの流血騒動にスポットライトが当てられている。「デイリー・エクスプレス」は、「ライスとの激突でおぞましい重傷を負った」と見出しを打って報じている。2-1とユナイテッドがリードして迎えた後半41分、ウェストハムのCKの場面、ハイボールの競り合いの際に相手MFデクラン・ライスの肘がジョーンズの顔面に入り、大量の出血が見られ、治療のために一旦ピッチ外に出ていた。
また、「ジョーンズの相棒を務めるスモーリングが起こしたメッシ騒動と類似している」と指摘。10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦のバルセロナ戦では、相手FWリオネル・メッシに対し、DFクリス・スモーリングが激しいチャージで接触した際、メッシが流血したことで波紋を呼んでいた。
メッシが負傷した場面もスモーリングにカードは出なかったが、今回もジョーンズを流血させたライスにはお咎めなし。“被害者”側が泣き寝入りする格好となっている。