クロップ監督が「世界一になる」とアザールに敬意 「1対1で防ぐことはできない」
チェルシーとの大一番を前にリバプール指揮官がエースを警戒
プレミアリーグで暫定首位に立つリバプールは、マンチェスター・シティと白熱した優勝争いを演じているが、現地時間14日の第34節で強豪チェルシーと対戦する。リバプールのユルゲン・クロップ監督は、この大一番を前にチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールを警戒。「世界一」のアザールに対抗するため、どのようなプランを持っているかを説明した。英サッカー専門サイト「フットボール365」が報じている。
現在プレミアリーグで暫定首位のリバプールは、今節にホームで同4位のチェルシーと対戦する。すでに優勝の可能性が消えたチェルシーとはいえ、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得を目指しており、トップ4入りを果たすために勝ち点3を狙いにくるだろう。
クロップ監督は強敵となって立ちはだかるチェルシーのなかでも、アザールを警戒しているという。「彼が世界一になる日はすぐだろう」と敬意を表しつつ、彼を止める必要があることを説いた。
「彼はこれまで素晴らしいキャリアを積んできた。フットボールにおける大好きなものの一つに、彼が挙げられる。彼は優秀な選手だが他にも素晴らしい選手がいて、我々は彼らと戦わなければならない。そして、我々は彼のいくつかのスキルを封じるために全力を尽くし、それが我々を助けることになるだろう。我々は彼が輝かないようにトライする。ゲームを読み、彼のパスを読み、より良く反応する。彼がボールを持った時には、すでに遅すぎる。ゲームを読んで、彼へのパスを読まなければならない。1対1では彼を防ぐことはできない」
アザールにボールが渡れば止めることは困難なので、その前のパスを防ぐようにしなければならないと、クロップ監督はチェルシー対策を説明した。さらに、「それは簡単なことではない」と念を押す。
「状況によっては防ぐことができないだろう。ただ、他の場所から手助けを得られることもある。今回は13人を送り込み、2人の選手をエデンにのみ対峙させる」
最後は冗談で締めくくったクロップ監督だが、アザールへの警戒心は強く、必ず数的優位を作るように指示していることを示唆している。33試合を消化したリバプールはリーグ最少失点を誇っている。アザール擁するチェルシーを相手に、クリーンシートで試合を終わらせられるか見ものだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)