「ギャンブルは裏目に出ている」 怪我続きの元英代表MFに国内メディアが厳しい視線
今季ウェストハム加入のMFウィルシャー ここまでリーグ5試合の出場にとどまる
ウェストハムの元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーはこれまでのキャリアで度重なる怪我に泣かされてきた。昨夏に下部組織から育ったアーセナルを離れ、ウェストハムに完全移籍して心機一転を図ったが、ここまでの出来は周囲の期待の沿うものではないと英メディアが厳しい視線を浴びせている。
2008年にアーセナル史上最年少の16歳256日でトップデビューを飾ったウィルシャーだが、その後は怪我との戦いになった。足首や膝の痛みに悩まされ続けており、その負傷歴を見ると2009-10シーズン以降、戦線離脱期間は日数にして1215日、欠場試合数は186試合にも及ぶという。
ウェストハムに加入した今季は序盤こそスタメン出場を果たしたが、再び足首を痛めて離脱。プレミアリーグ5試合の出場にとどまっている。3年契約、週給は10万ポンド(約1470万円)という待遇に見合う活躍を披露することはできていない。
そんなウィルシャーはU-23チームの試合で実践に復帰し、マヌエル・ペジェグリーニ監督も来週にはトップチームの練習に戻れると司令塔の復活を示唆している。しかし、「デイリー・メール」紙は「200試合近い欠場、1200日以上の離脱に、数え切れないほどのカムバック…ウェストハムのジャック・ウィルシャーに対する10万ポンドのギャンブルはここまで裏目に出ている」との見出しで報じ、期待外れになっていると指摘している。
1月に27歳となり、いよいよベテランと呼ばれてもおかしくない年齢に差し掛かってきたウィルシャー。ケガを克服し、自身の価値を証明することはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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