FW鎌田大地は「トップストライカー」 敵将も”日本人シーズン最多得点”の嗅覚を称賛

シント=トロイデンFW鎌田【写真:©STVV】
シント=トロイデンFW鎌田【写真:©STVV】

PO第3節ウェスターロ戦でチームの全2得点を叩き出す活躍を披露

 ベルギー1部シント=トロイデンの日本代表FW鎌田大地は、6日に行われたプレーオフ(PO2)第3節ウェスターロ戦(2-2)で2ゴールを記録。敵将も「このリーグのトップストライカーだ」と称賛した。ベルギーのスポーツ専門サイト「Voetball belgie」が報じている。

 レギュラーシーズン7位のシント=トロイデンは、下位クラブと2部上位クラブで争われるPO2へ。第3節は敵地での2部ウェスターロ戦に臨んだ。

 前半23分に先制点を許したなか、後半3分にコンゴ民主共和国代表FWジョルダン・ボタカのミドルシュートを相手GKが弾いたところを鎌田が頭で押し込んで同点とする。さらに後半25分には、またもやペナルティーエリア内左でこぼれ球にいち早く反応すると、巧みなフェイントで相手のスライディングをかわして右足を一閃。セーブを試みた相手GKの手を弾き飛ばし、ゴールネットを揺らした。

 後半32分に同点をされて勝利こそ逃したが、全2ゴールを挙げる活躍は対戦相手にも強烈なインパクトを残した。元ベルギー代表FWで、現在はウェスターロを指揮するボブ・ペーテルス監督は、ベルギー紙「Het Laatste Nieuws」に対して「鎌田はこのリーグのトップストライカーだ」と話したという。

 鎌田はこれでプレーオフを含めた今季リーグ戦のゴール数を14に伸ばし、昨季に元日本代表MF森岡亮太(現シャルルロワ)が記録した13得点を上回り、ベルギーでの日本人シーズン最多得点を更新。今年開催されたアジアカップのメンバーから漏れて失意を味わうも、「3月に日本代表に選ばれた影響が大きいのは明らかだ」とマーク・ブライス監督は語っており、自信を取り戻したのは大きいとの見解を示している。

 日本代表にまで上り詰めた鎌田は、“点取り屋”としてベルギーでも一目置かれる存在となっている。


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