浦和オリヴェイラ監督が警戒「非常に強い」 ACL全北現代戦の前日会見ピリピリムード 

浦和のオリヴェイラ監督【写真:Football ZONE web】
浦和のオリヴェイラ監督【写真:Football ZONE web】

9日の日韓対決・全北現代戦へ、オリヴェイラ監督「攻守のバランスが重要」と強調

 浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大一番となるグループステージ第3節全北現代(韓国)戦を9日に控えるなか、前日会見でピリピリとしたムードを漂わせて多くを語らない姿勢を見せた。

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 浦和はACL初戦でブリーラム・ユナイテッド(タイ)にホームで勝利し、第2戦は北京国安(中国)にアウェーで引き分け。勝ち点4で首位に立っているが、1ポイント差で追う全北との2連戦はまさに決戦になる。試合前日会見ではリラックスした雰囲気を漂わせることもあるオリヴェイラ監督だが、この日は会見場に姿を現した瞬間から笑顔はなく、険しい表情を浮かべていた。

 指揮官は会見の冒頭で全北について「非常に強い、価値の高いチームとの対戦になる。韓国でも非常に評価の高いチームだ。韓国だけでなくアジア全体でも非常に評価されている。ACLでの経験も豊富で、高いレベルの選手がたくさんいるチームだ。良いゲームをするためにはしっかり集中して挑まなくてはいけない」と、その印象を語る。しかし、質疑応答がスタートすると、その受け答えは短い言葉で済ませる姿勢に終始した。

「難しい試合になるというのは、すでに予想している。いつもどおり攻守のバランスが重要。私たちのストロングポイントを出せるようにしたい」

「韓国のチームに限らず良いチームと対戦する時に必要なことはある。韓国のチームは非常に高いレベルの選手を揃えていて競争力がある。そのため、いつも難しい試合になる」

 試合のポイントや韓国勢との対戦について問われると、こうした言葉を語るに止めた。さらに、5日の0-3で敗れた横浜F・マリノス戦からの期間にフォーカスしたことに対しての問いも、「JリーグとACLを交互に戦いながら連戦をプレーしている。そのような状況で戦っているが、本日はACLへの会見。それに集中したい」と胸中は明かさなかった。

 間もなく1年が過ぎようとする浦和での指揮のなかでも、滅多に見ないピリピリムードで会見は終了した。大一番に向け、オリヴェイラ監督のスイッチはすでに入っている模様だ。

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