英メディア選定「ポジション別プレミア最強助っ人」 GK1位は「ヒトデのような技術」を持つ男

(左から)チェフ、ピーター・シュマイケル、デ・ヘア【写真:Getty Images】
(左から)チェフ、ピーター・シュマイケル、デ・ヘア【写真:Getty Images】

「BBC」が識者とともに“最強助っ人”を選出 GK部門の1位にはシュマイケル氏が輝く

 プレミアリーグは1992年に設立され、今季で27シーズン目を迎えている。設立当初は所属する外国人選手がわずか13人しかいなかったという。しかし、近年では300人以上の外国人選手が所属して活躍し、ワールドワイドなプレミア人気を支える基盤になっている。これまでプレミアリーグのクラブには、実に2016人の外国人選手が所属してきたが、「最高の外国人選手は誰だ?」という疑問に、英公共放送「BBC」が回答を出した。

 プレミア史上最高の外国人選手を決めるにあたって「BBC」は、選手の投票によって決まる年間ベストイレブン「PFAチーム・オブ・ザ・イヤー」に選出されたことのある外国人選手をリストアップ。そこからポジションごとに傑出した3人をセレクトし、識者4人による話し合いの末に、史上最高の選手を決定することになった。

 その識者に選ばれたのは、ニューカッスルなどで活躍したプレミア通算最多得点記録を保持する元イングランド代表FWアラン・シアラー氏、チェルシーでプレーイングマネジャーとして活躍し、史上初の外国人監督によるFAカップ制覇を成し遂げた元オランダ代表MFルート・フリット氏、ブラックバーンやセルティックで活躍しプレミア得点王の経験もある元イングランド代表FWクリス・サットン氏、「ニューヨーク・タイムズ」紙のサッカー記者を務めるロリー・スミス氏。この4人の話し合いによって、ポジションごとに史上最高の外国人選手が選出されていった。 

 GK部門で最終選考に残った3選手は、現在もマンチェスター・ユナイテッドで活躍するスペイン代表GKダビド・デ・ヘア。チェルシーで長年にわたり活躍し、現在はアーセナルに所属するチェコ代表GKペトル・チェフ。そしてマンチェスター・ユナイテッドの守護神として、数多くのタイトルを獲得した元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏という顔ぶれになった。

 4人の識者の話し合いの末、2011年にアトレチコ・マドリードからユナイテッドに移籍したデ・ヘアの結果は3位となった。現在プレミア8シーズン目を過ごしていて、3月10日時点でリーグ戦267試合に出場。そのうちクリーンシート(無失点)は100試合に上る。リーグ制覇を一度経験していて、年間最多無失点試合を記録したGKに贈られる個人タイトル“ゴールデン・グローブ賞”も一度受賞している。

 2位には2004年にプレミアに参戦し、現在15シーズン目を迎えているチェフが選ばれている。レンヌからチェルシーに加入したチェフは2015年にアーセナルへ移籍し、2チーム合計で443試合(3月10日時点)に出場。そのうちクリーンシートは202試合となっている。ゴールデン・グローブ賞を4度受賞し、同じ数だけリーグ制覇も経験している。

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