直近招集メンバーの評価額から算出　5位はスペイン、4位に通算5回世界一のブラジル

　現在、FIFAランキングで世界トップに立っているのはベルギー代表だが、チームの総評価額ランキングでは10位に留まった。果たして、直近の招集メンバーにおいて、世界で最も“高額”な代表チームはどの国か。衛星放送「FOXスポーツ」がドイツ移籍専門サイト「トランスファーマルクト」の評価額を基にトップ5を発表した。

　まず5位には2010年南アフリカ・ワールドカップ（W杯）優勝国のスペインが入った。チームの評価額は8億8100万ユーロ（約1098億円）。直近の招集メンバーで最高額の選手は、アトレチコ・マドリードでプレーするMFサウール・ニゲスで、9000万ユーロ（約112億2500万円）。そして、MFマルコ・アセンシオ（8000万ユーロ＝約100億）、MFセルヒオ・ブスケッツ（7500万ユーロ＝93億5000万円）、GKダビド・デ・ヘア（7000万ユーロ＝約87億円）がニゲスに続いた。

　しかし、このメンバーはDFダニ・カルバハル、MFイスコ、MFコケ、FWジエゴ・コスタ、FWパコ・アルカセルのようなスター選手らを欠いており、これらの選手が含まれればおそらく10億ユーロ（約1247億円）超え、またはそれに近い評価額に達することだろう。

　4位は、通算5回の世界一を経験しているブラジルで、総評価額は10億1000万ユーロ（約1260億円）。直近の代表メンバー23選手のうち、11人が5000万ユーロ（約62億円）以上を記録しているが、6人は2000万ユーロ（約25億円）、またはそれ以下に留まっている。最高額は意外にも万全のコンディションではないバルセロナのMFフィリペ・コウチーニョで1億ユーロ（約125億円）だった。なお、今回の代表チームには、同国選手で最も高い評価額の1億8000万ユーロ（約224億5000万円）を記録するFWネイマール、レアル・マドリードのスターDFマルセロやFWヴィニシウス・ジュニオールなどが招集されていない。