リーグ・アン首位独走も、CL敗退でムバッペとネイマールに移籍加速の可能性

　フランスのリーグ・アンで首位に立つパリ・サンジェルマン（PSG）は、今夏にレアル・マドリードへの移籍が噂されるフランス代表FWキリアン・ムバッペ、ブラジル代表FWネイマールの2人のいずれかがチームを離れた場合、後釜としてアトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの獲得に動くようだ。スペイン紙「AS」が報じている。

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　PSGはリーグ・アンで28試合を終えて25勝2分1敗という凄まじい成績を残し、現在2位のリールに勝ち点20の差を付けて首位を独走している。しかし、先日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16では、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドを相手に第1戦で勝利しながら、第2戦で逆転負け。クラブの大きな野望であるCL制覇の夢はまたしても砕け散ってしまった。

　この敗戦がPSGを苦しめるかもしれない。PSGのスーパースターであるムバッペとネイマールには多くのクラブが熱視線を送っており、レアルを含むビッグクラブが獲得に乗り出すとされている。そのため今回のショッキングな敗戦が2人の移籍を考えるきっかけになる可能性があり、PSGにとっては2人が移籍した際のプランを考えなければならないとしている。

　そして、その代役候補として「最優先事項」として名前が挙がっているのがグリーズマンだ。フランス人アタッカーの所属クラブであるアトレチコもCLラウンド16でユベントスに敗戦。他のクラブに移籍するという考えが出てもおかしくはないとされる。

　ただ、一つの問題としては移籍条件として2億ユーロ（約253億円）を支払わなければならないということだ。PSG以外にこの金額を払えるクラブはないと考えられており、もし支払いを実現することができる場合、グリーズマンはフランスに戻るという考えに反対しないだろうと伝えている。

　バルセロナへの移籍も噂されるグリーズマンは、PSGからの興味にどういった思いを抱くのか。今夏の移籍市場の注目銘柄となりそうだ。

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