史上最高額DFの“らしくない痛恨ミス”に海外注目 代表同僚FWが示唆「彼には弱点がある」
リバプールは2-1でフルハムに勝利、DFファン・ダイクが失点を招くミス「言い訳はしない」
リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは圧倒的なパフォーマンスを披露しており、年間最優秀選手候補の筆頭として評価を高めている。現地時間17日のプレミアリーグ第31節フルハム戦(2-1)では、ファン・ダイクの誤処理から失点を招いた。英国の新聞各紙は現時点で世界最高のDFと評されるオランダ人センターバックの、“らしくない痛恨のミス”にスポットライトを当てている。
リバプールは首位を走るマンチェスター・シティを勝ち点1差で追うなか、19位に沈むフルハムとの試合を戦うため敵地へ乗り込んだ。前半26分、絶好調のセネガル代表FWサディオ・マネが幸先良く先手を取り、リバプールが先制。しかし、追加点を奪えないまま試合が進むと、後半29分にまさかのプレーが生まれた。
相手のゴールキックからの競り合いでこぼれたボールに対して、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーが大きくクリアしようと試みる。しかし、上手くミートできずに天高く上がったボールは、ゴール方向へ向かい最終ラインの裏へこぼれ落ちることになった。これに対応したファン・ダイクが頭でGKアリソンへバックパスをしたがボールが弱く、後方から追いかけていた相手のオランダ代表FWライアン・バベルに距離を詰められ、GKアリソンにとって五分五分のボールとなってしまう。アリソンが先に触るも跳ね返ったボールはバベルに足に当たり、無人となったゴール前にこぼれると、それをバベルに流し込まれてリバプールは同点に追いつかれた。
その後、後半36分にPKをミルナーが決め、リバプールは薄氷の勝利をつかみ取った。しかし、常に冷静沈着なファン・ダイクが犯した“らしくない痛恨のミス”に英各紙も反応を示した。「デイリー・メール」紙はファン・ダイクの試合後のコメントを紹介。「言い訳はしない。もっと上手く対処すべきだった」と素直にミスを認めた。またミルナーは「思わぬ展開になってしまった。公平に見ても、彼を窮地に追い込んでしまったのは僕だ」と、ファン・ダイクを擁護するコメントも紹介していた。