リバプール、今夏の大型補強は見送り? クロップ「大金を費やす必要があるとは…」
過去の問題点を指摘し、「今年はそんなことが起こらないと確信している」と明言
リバプールのユルゲン・クロップ監督は今夏の補強方針について口を開き、「大金を費やす必要があるとは思わない」と明言した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
今季のプレミアリーグ第30節終了時点で首位マンチェスター・シティに勝ち点1差の2位につけ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝に進出しているリバプール。昨夏には多額の移籍金を費やしてブラジル代表GKアリソン、ギニア代表MFナビ・ケイタ、ブラジル代表MFファビーニョ、スイス代表MFジェルダン・シャキリらを獲得したが、今夏は現有戦力の維持に努めるようだ。クロップ監督は次のように語っている。
「我々がどう動くかを正確には語りたくないが、現在のチームに対して大金を費やす必要があるとは思わない。最善の道は選手たちのグループとしての連係を深め、ある程度の期間、まとまってチームを進歩させることだ」
また、そうした方針が過去のリバプールには足りなかったと指摘し、今夏に向けて“違い”を強調している。
「過去10年間にわたってリバプールが抱えていた主な問題は、良いチームだったとしてもシーズンが終われば世界中に散り散りになってしまっていたことだと思う。今年はそんなことが起こらないと確信しているよ」
大金の投入を否定し、継続路線を歩むと表明したクロップ監督。プレミアリーグとCLの行方とともに、リバプールの新たな強化戦略からも目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1