名手デ・ヘアも「混乱に陥った」「面食らわせた」 ゴール前で急激に曲がるブレ球弾に注目
ジャカの強烈ミドルで先制したアーセナル、ユナイテッドを2-0で撃破し4位に浮上
アーセナルは現地時間10日、プレミアリーグ第30節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、2-0で勝利を収めた。スイス代表MFグラニト・ジャカが、ユナイテッドの絶対的守護神であるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを相手に決めたブレ球のミドル弾に海外メディアが注目している。
5位アーセナルと4位ユナイテッドの勝ち点差は試合前の段階で「1」と拮抗しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けた直接対決となった。勝てば順位が逆転してトップ4入りとなるアーセナルにとっては、ホームで負けられない一戦となったが、チームを救う一撃を決めたのがジャカだった。
前半12分に右サイドでボールをキープしたFWアレクサンドル・ラカゼットからパスを受けたジャカは、約27メートルの距離から左足を一閃。鋭いシュートは最初ゴール右に向かい、デ・ヘアも即座に反応するも、ブレ球はゴール前で急激に弾道を変え、ゴール左へと突き刺さった。
世界最高峰の守護神と評される名手デ・ヘアをも欺く一撃に海外メディアも反応。英メディア「スポーツ・バイブル」は「ジャカのロングレンジ弾はデ・ヘアを笑い物にした」と見出しを打って報じ、「ジャカの火を噴く長距離ゴールにデ・ヘアが混乱に陥った」と、百戦練磨のデ・ヘアも騙したゴールを取り上げていた。豪州メディア「The World game SBS」も「ジャカの曲がるシュートがデ・ヘアを面食らわせた」と紹介している。
アーセナルはその後、後半24分に得たPKをガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが決め切り2-0でユナイテッドを撃破。4位浮上にも成功し、ライバル相手に勝負強さを発揮した。
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