“トップ下”久保建英、アシストで見せた冷静な状況判断 「もし自分の立場だったら…」

アシストにも「これで伸び伸びプレーできれば」と淡々

「もし自分が中に入る立場だったら、マイナスで受ける場面が多いので、最初は大森選手の方を見ていたんですけど、自分のマークが露骨に大森選手のコースを切っていたので、中に入れたら押し込めるなと思っていたらジャエル選手がいい動き出しをしていたので、パスを出しました」

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 アシストの瞬間をそう振り返った久保は、ドリブルでボールを運びながらマイナスの方向に首を振り、味方の位置をしっかりと確認していた。オリベイラ、大森が駆け上がってきていたが、いずれも相手守備陣がコースを切る動きを見せていたため、冷静な状況判断の末に、ジャエルの動き出しに合わせて正確無比なボールを出していた。

「これでプレッシャーなく、次の試合で伸び伸びプレーできればいいんじゃないですかね」

 データ分析会社「オプタ」公式ツイッターによれば、久保はこれがJ1リーグ初アシストとなり、初のフル出場も飾ったが、試合後の本人は淡々とその成果を振り返っていた。まだ17歳と成長途上にある逸材だが、その姿にはもはや貫禄すら漂っている。

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