「伝説的GKの衝撃」 名手ブッフォンの痛恨ミスを英メディア揶揄「カリウスと練習?」
ブッフォンがファンブルから失点 PSGはホームで3失点を喫してまさかの敗退
パリ・サンジェルマン(PSG)の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは現地時間6日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、マンチェスター・ユナイテッドとの第2戦に先発フル出場するも3失点を喫し、チームは1-3で敗戦。合計スコア3-3ながらアウェーゴールの差で敗退を余儀なくされた。第2戦の勝ち越しゴールとなった2失点目はブッフォンのファンブルから生まれたが、英メディアは「カリウスと練習していたのか?」と揶揄している。
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敵地での第1戦を2-0で制したPSGは、有利な状況でユナイテッドをホームに迎えた。しかし、前半2分にドイツ代表DFティロ・ケーラーのバックパスを相手FWロメル・ルカクにかっさらわれると、飛び出したブッフォンもかわされ、無人のゴールに先制点を決められてしまう。同12分にスペイン代表DFフアン・ベルナトが同点ゴールを奪うものの、1-1で迎えた同30分、手痛いミスから2失点目を許すことになる。
左サイドから中央に切り込んだユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードに約28メートルの距離から強烈なミドルシュートを放たれると、鋭い弾道となったブレ球をブッフォンはキャッチし損ねてしまう。そこに素早く詰めたルカクに、勝ち越しゴールを奪われることになった。
名手ブッフォンの痛恨のファンブルに英スポーツ専門メディア「ザ・スポーツマン」は、「カリウスと練習しているのか?」と見出しを打って報じ、昨季のCL決勝でレアル・マドリードを相手に痛恨ミスを連発し、1-3敗戦の戦犯となったGKロリス・カリウス(現ベジクタシュ)を引き合いに出し、皮肉の言葉を送っていた。
「伝説的GKによる悲惨な衝撃だった。彼はしばらくピッチに立つことを望まれることはないだろう。ユナイテッドに2-1のリードを与え、合計スコア2-3とするゴールのプレゼントは、ユナイテッドファンにパリで魔法の夜が訪れることを信じさせたと言っていい」
最終的に後半アディショナルタイム、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でのハンド判定により与えてしまったPKをラッシュフォードに決められ、土壇場で逆転負けという悲劇を味わった。昨夏にPSGへ加入したブッフォンは、その圧倒的な経験値で悲願の欧州制覇へ導くことが期待されたが、思わぬ形でそれを裏切ることになってしまったようだ。