ミランの鬼軍曹、報道陣の「辞任は考える?」にピクッ 「私の辞書に存在しない」

ミハイロビッチ監督の責任を問う声

 日本代表FW本田圭佑所属のACミランは、4日のナポリ戦で0-4と大敗を喫した。リーグ7試合で3勝4敗と負けが先行している上に、13失点と守備も崩壊。今季から就任したシニシャ・ミハイロビッチ監督の責任を問う声も上がる中、指揮官自身は辞任を否定している。イタリア国営放送局「RAI」のインタビューに語った。

 中2日のナポリ相手に、中6日と調整が十分だったはずのミランは、運動量や躍動感でも大きく後れを取った。インタビューアから「ミランはディーゼル車のように見えたが?」と皮肉を交えた質問を飛ばされると、セルビア人指揮官は「ディーゼル車だって今は速くなってるさ。まあ、車より速く走る人間なんて聞いたことないがね」と冗談で返す余裕を見せていた。

 しかし、「辞任を考えたことはないのか?」と核心に触れる質問が飛ぶと、表情は一変した。

「私の辞書に辞任という言葉は存在しない。私が辞任することはなく、尊厳とプライドがある。常に全力をクラブのために尽くすだけだ。それは、今までもこれからも変わらない。私のことは、クラブの首脳陣が決めるだろう」

 鬼軍曹そのままの強い口調でそう言い切った。しかし、本拠地のサンシーロスタジアムではミラニスタからの指笛が鳴り、0-4となった瞬間にはスタジアムの出口に向かうゲートに行列ができた。そのような状況に対し、ミハイロビッチ監督はこのように語っている。

 

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