冨安は「ベルギーのレベルを超越」 シント=トロイデン監督が2年目の急成長を高評価

アジア杯準優勝に貢献した冨安【写真:STVV】
アジア杯準優勝に貢献した冨安【写真:STVV】

アジアカップの激闘を終えた直後の合流ながら、中1日のオイペン戦に出場志願する勢い

 ベルギー1部シント=トロイデンの日本代表DF冨安健洋は、UAEで開催されたアジアカップで全7試合に出場し、世界的な注目度を高めた。1日の決勝でカタールに敗れて無念の準優勝に終わったなか、チームに帰還。マーク・ブライス監督は、合流後に冨安とかわしたやりとりについて、ベルギー紙「HLN」で明かしている。

 冨安はベルギー挑戦2年目の今季、シント=トロイデンでレギュラーを奪取。それに伴い、ロシア・ワールドカップ後に発足した森保ジャパンにも招集され、昨年10月のパナマ戦(3-0)で19歳にしてA代表デビューを飾った。

 そして、代表2キャップを刻んで迎えたアジアカップでは、グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(3-2)でボランチとしてフル出場すると、以降は本来のセンターバックでDF吉田麻也(サウサンプトン)の相棒を務め上げた。その活躍ぶりは世界にも伝わり、スペインの名門バルセロナは同クラブのアカデミー福岡校出身の冨安を「“バルサのルーツ”を持つ選手」と公式サイトで紹介したほどだった。

 2月1日の決勝でカタールに敗れて準優勝に終わったなか、冨安はベルギーに戻ってシント=トロイデンに合流したが、ブライス監督は3日のリーグ第24節ASオイペン戦(4-1)前のやり取りを明かしている。

「アジアカップ決勝で負けて日本は非常にガッカリしている。私は試合前に彼と話した。(冨安からの)最初の質問は『(週末の試合に)出場できますか?』だった。トミヤスにはメンタルを充電するために数日間の休暇を与えた」

 冨安は激闘から息つく間もなくチームに合流したが、アジアカップ決勝から中1日のオイペン戦への出場を望んでいたという。最終的には“休暇扱い”でベンチ外となったが、56歳のベルギー人指揮官も冨安の向上心と成長ぶりに太鼓判を押す。

「トミヤスはベルギーのレベルを超越している。昨季は1分間しかプレーできず、ボールに触ることさえできなかったとは思えない。彼は地道な準備のなかで、野心的で特大の素質を持っているという自分の像を作り上げたんだ」

 20歳の若きセンターバックは、シント=トロイデンと森保ジャパンの命運を握る選手となる可能性を秘めている。


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