日本代表の4人を“5つ星”で絶賛! 「イラン戦出場14選手」を金田喜稔が5段階評価

GK権田修一【写真:Getty Images】
GK権田修一【写真:Getty Images】

権田の軽率プレーに苦言も「ミスした後の全く動じない姿には逞しさも…」

<GK>
■権田修一(サガン鳥栖→ポルティモネンセ)=★★★★

 前半22分に、またも近距離のつまらないパスミスから決定的なピンチを招いたが、スーパーセーブで失点を回避。味方のバックパスに対する足もとの処理にかなりの自信があるから、あのような軽率なプレーを繰り返すのだろうが、致命的なミスになり得るもの。GKとしてセーフティーにやるべきと声を大にして言いたいが、同時にミスをした後も全く動じない姿には、ある意味、逞しさを感じてしまう。セービングも安定しており、結果的には無失点勝利に貢献した。

<途中出場>

■塩谷 司(アル・アイン/DF/←後半15分IN)=★★★★

 遠藤の負傷交代によりボランチで緊急出場となったが、守備組織を壊すことなく安定したプレーを見せた。イランが最後まで単調な攻撃を繰り返していたところに助けられた部分もあるが、中盤の底で役割は全うした。

■室屋 成(FC東京/DF/←後半28分IN)=★★★★

 塩谷と同様、酒井の負傷により出場。難しい局面でのプレーだったが、守備に穴を作ることなく、攻撃時に攻め上がる姿も見せた。

■伊東純也(柏レイソル/MF/←後半44分IN)=評価なし

 最後のカードとして投入された。出場時間が短くプレー自体の評価はできないが、限られたなかでも持ち味の走力は見せていた。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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