圧巻のマタ劇場 ヴォルフスブルク戦で1得点1アシストで赤い悪魔の主役に

守備面の数値もアップ、ファン・ハール戦術の中心に

 「スカイ・スポーツ」で解説者を務めるジェイミー・レドナップ氏は、「夏の大型補強で、多くの人がマタは先発の座を失うと考えただろう。今は彼が定位置を得るのにふさわしい活躍をしている。彼は一流の選手で、不満を言わない。テクニックがあり、彼のスピードがユナイテッドを動かしている」と、その活躍ぶりに賛辞を惜しまない。
 また、リポートでは守備での貢献ぶりも伝えている。今季はリーグ戦で1試合平均1.4回のタックルと1.3回のインターセプトを記録。チェルシーでのラスト6カ月では、タックルが平均1.1回、インターセプト0.2回だった。フルシーズンで見ても、1試合あたりタックル0.7回、インターセプト0.6回と、現在と比べれば大きく下回る。チェルシー時代にジョゼ・モウリーニョ監督に認められず、スタンフォードブリッジを去った小柄な名手はファン・ハール監督の下で開花した。
 3シーズンぶりのタイトル獲得を目指す、赤い悪魔の命運は、このマタに懸かっているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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