イラン撃破の陰に“大迫効果” 日本代表の同僚らが絶賛「周りを輝かせる」「やりやすい」「落ち着く」
5試合ぶりに先発復帰の大迫が2ゴール、様々な形で現れたエース起用効果
森保一監督率いる日本代表は、28日のアジアカップ準決勝イラン戦で3-0と完勝し、4度目の優勝を飾った2011年大会以来の決勝進出を果たした。“アジア最強”と謳われたイランを撃破したなか、選手たちが揃って名前を挙げたのはエースFW大迫勇也(ブレーメン)の存在だ。果たして“大迫効果”はどのような形で現れたのか。
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今大会グループリーグ初戦トルクメニスタン戦(3-2)で2ゴールを挙げた大迫は右でん部痛を再発。以降は4試合連続でベンチスタートとなり、戦線に復帰したのは8強のベトナム戦(1-0)だった。後半途中から出場して試運転を終えると、イラン戦では満を持して5試合ぶりに先発復帰。その存在感はやはり別格だった。
0-0で迎えた後半11分、MF南野拓実(ザルツブルク)のクロスを大迫が頭で合わせて先制弾。同22分にはPKを沈めてこの日2ゴール目をマークした。終盤にMF原口元気(ハノーファー)がダメ押し弾を流し込んで3-0と快勝した。
1ゴールの原口は「今日が一番の良いゲームでした。もちろんサコ君が入ったのは大きかった」と大迫について言及。他の選手たちも一様に先発復帰したエースを称えている。キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)は「サコがいるとフィフティー・フィフティーのボールが収まる。後ろから見ていても面白いように収まる」と卓越したキープ力を称賛した。
中盤でタクトを振るうMF柴崎岳(ヘタフェ)はどう見ているのか。「(大迫のところで)ボールが収まり、拓実も律も元気くんも動きやすそうだった」と指摘。大迫の1列後ろに並ぶ原口、南野、MF堂安律(フローニンゲン)の躍動ぶりを感じ取ったようだ。柴崎自身もやりやすさを感じており、「僕も飛び出していくタイミングは取りやすかった。彼が入った影響力はみなさんも感じているでしょうけど、大きなものだった」と続けた。