リーズ移籍のGKカシージャ、レアル退団の理由を吐露 「“3番目”でいるのは辛かった」
クルトワ、ナバスのいるレアルでは公式戦出場ゼロとなり、英2部に新天地を求める
レアル・マドリードに所属していた元スペイン代表GKキコ・カシージャが、英2部のリーズ・ユナイテッドに移籍することが発表された。カシージャは、スペイン・ラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルグエロ」に出演し、レアル退団についての心境と、移籍を決断した理由を語っている。スペイン紙「AS」が伝えた。
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レアルの下部組織でプレーしていたカシージャは、2008年にエスパニョールでトップチームデビュー。途中2部、3部クラブへの期限付き移籍なども経験したが、14年に代表チームに招集され、その翌年にレアルへ復帰を果たした。
ところが、レアルへ加入後はコスタリカ代表GKケイラー・ナバスの控えに甘んじ、第2GKとしてベンチを温める日々が続く。さらにロシアW杯で最優秀GKに輝いたベルギー代表GKティボー・クルトワが昨夏、チェルシーからレアルに移籍。それまで正GKを務めてきたナバスまでもが控えに回り、カシージャの出場機会はほぼゼロとなってしまった。当初は「出場機会が来た時のために準備をしておこう」と前向きだったカシージャだったが、今回、移籍を決断した理由をこう説明している。
「クルトワとケイラーが私よりも優先順位が高いことは分かっていた。夏に退団もできたし、(残るなら)シーズンを通してプレーできる準備をしなければならないことも分かっていた。3番目のキーパーでいるのは辛い。自分には2つの選択肢があった。それについて落胆するのか、それとも、自分の役割を受け入れてチームの助けになるのか。当初は、後者を選んだんだ」
だが、今季にカシージャが試合に出場できたのは、7月31日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのプレシーズンマッチ(1-2)のみ。この試合でもスタメンでピッチに上がったが、前半のみで交代となり、公式戦ではここまで一度も使われなかった。