「巨大な銃声」 カゼミーロの25m強烈ミドル弾に海外騒然「弾き出すにはパワフルすぎ」
カゼミーロが価値ある先制弾をマーク レアルはセビージャとの大一番を制して3位浮上
レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロは、現地時間19日のリーガ・エスパニョーラ第20節セビージャ戦で先制点となる鮮烈なミドル弾を決め、2-0の勝利に貢献した。難敵セビージャの牙城を崩した一撃に海外メディアも注目している。
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4位レアルがホームに3位セビージャを迎える重要な“シックスポインター”となった一戦は、立ち上がりからレアルが攻勢に出る。しかし、組織化されたセビージャの守備網を崩し切ることができず、前半をスコアレスで終えることになった。
後半に入っても、チャンスでゴールネットを揺らせないもどかしい展開が続いていた。そんななか、0-0で迎えた後半33分、左サイドからのパスをクロアチア代表MFルカ・モドリッチがスルーで相手を引きつけると、フリーで受けたカゼミーロがペナルティーエリア手前から右足を一閃。矢のように放たれたボールはゴール右上に突き刺さり、先制点となった。
目の覚めるような強烈な一撃に海外メディアも注目。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「ブラジル人が25メートルの距離から度肝を抜くような右足」と伝えると、フランスのスポーツ専門局「RMCスポーツ」は「カゼミーロから巨大な銃声」と表現。英紙「イブニング・スタンダード」は「カゼミーロはエリア外から強烈な爆撃を放ち、GKトマーシュ・バツリークが弾き出すにはパワフルすぎた」と綴っている。
後半アディショナルタイムにはモドリッチが追加点を奪って2-0で勝利したレアルだが、スペイン紙「エル・コンフィデンシャル」は「チームとして改善は見られたが、いまだにストライカーの存在は行方不明。ゴールはすべてMFによるもので、この問題点をうやむやにしないよう考慮すべきだ」と、アタッカー陣の沈黙を課題として指摘していた。
セビージャを追い抜き3位に浮上したレアルだが、さらなる向上を目指すうえでは攻撃陣の復調は不可欠だろう。