「レベルの高い選手が揃っている」と対戦相手を分析「良い試合の入りをしたい」

　日本代表は21日、シャルジャ・スタジアムで行われるアジアカップ16強でサウジアラビアと激突する。前日会見に森保一監督とともに出席したDF酒井宏樹（マルセイユ）は、これまで日本の前に立ちふさがってきたサウジアラビアについて「常に日本の壁となってきた相手」と警戒を強めている。

　日本はグループリーグでは3連勝を飾り、1位通過を果たした。初戦トルクメニスタン戦はFW大迫勇也（ブレーメン）の2ゴールとMF堂安律（フローニンゲン）の決勝弾で3-2と逆転勝利。第2戦オマーン戦はMF原口元気（ハノーファー）のPKで1-0と逃げ切ると、先発10人を変更した第3戦ウズベキスタン戦はFW武藤嘉紀（ニューカッスル）、DF塩谷司（アル・アイン）のゴールで2-1と勝利を収めた。

　第2戦まで連続出場した酒井はサウジアラビアについて「常に日本の壁となってきた相手。レベルの高い選手が揃っているので、良い試合の入りをしたい」と力を込めた。決勝トーナメントに突入し、ここから一発勝負となる。

「グループリーグも終わったので、とりあえず勝つことでしか先に進めない。そこを重要視したい。そのうえでチームの完成度も求めていかないといけない」

　サウジアラビアは過去アジアカップ3回の優勝を誇る。日本は通算で8勝1分4敗と勝ち越しているが、直近の対戦では2017年9月のワールドカップ予選で0-1と敗れている。現在のFIFAランキングは50位の日本に対して、サウジアラビアは69位。日本は難敵を撃破し、ベスト8に駒を進めることができるだろうか。

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