ミランで輝けなかったイグアイン チェルシー移籍が「48時間以内に完了」と英紙報道
移籍市場でチェルシーの動きが活発化 点取り屋以外に中盤の補強も画策
今冬の移籍市場で、最も活発な動きを見せているクラブの一つがプレミアリーグのチェルシーだ。前線の即戦力として、ACミランに期限付き移籍中のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインをユベントスから獲得することで合意し、メディカルチェックなどを経て間もなく正式決定になる見通しだという。そして、マウリツィオ・サッリ監督はモナコへ渡ったMFセスク・ファブレガスの代役確保も熱望していると、英紙「ガーディアン」が報じている。
イグアインは今季開幕前にユベントスからミランへ期限付き移籍した。現在、セリエAでは15試合で6得点を記録しているが、2015-16シーズンにセリエAのシーズン最多得点記録を塗り替える36ゴールを叩き出した点取り屋にしてみれば、物足りない結果となっている。その成績を受けてミランとのレンタル契約は半年で打ち切りとなり、今度はチェルシーへ移籍することが確実視されている。
報道によれば、イグアインはこれからロンドンに渡りメディカルチェックを経て、今季終了までのレンタル契約にサインすることになるという。現地時間18日時点の報道で「48時間以内に完了する」と見込まれている。ミラノには、わずか半年で別れを告げることが確実視されている。
チェルシーではスペイン代表FWアルバロ・モラタにアトレチコ・マドリード移籍の噂があり、前線に大きな変化が起こりそうだ。また、それと同時にサッリ監督は中盤にも新戦力を加えたいと考えているという。元スペイン代表MFセスクがモナコに移籍し、イタリア代表MFジョルジーニョの代わりを務められる選手が不足しているためだ。
そこでカリアリのイタリア代表MFニコロ・バレッラ、ゼニト・サンクトペテルブルクのアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスが候補となっているが、クラブ首脳陣の中にはイングランド代表MFロス・バークリーやMFルベン・ロフタス=チーク、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチがいるため、補強の必要性がないとする者もいるという。こちらの補強策は、点取り屋の補強に比べるとすんなりとは進まなそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)