特別に移籍が認められた前例も

 　このベテランに対し、スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は「モチベーションを高めるため」として代表招集を検討したが、最終的に断念。バルデスの氷漬けの 現状は厳しい状況となっている。
　 かつてマンチェスター・シティが2010年4月に、サンダーランドからGKマーティン・フロップを緊急レンタルで補強した前例もある。当時シティはシェイ・ギブン、スチュワート・テイラーというGK2人が故障。現守護神のイングランド代表GKジョー・ハートはバーミンガムでレンタル移籍中で復帰させることができなかったために、「例外的措置」として認められた。
　 クルトワの回復が思わしくなく、ベゴビッチの身に故障や出場停止などのアクシデントが起きた時には、氷漬けの守護神がスタンフォードブリッジの門番として復活するかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images