「自分のなかでは攻撃よりも守備。シュートを簡単に打たせないこと」

　攻撃面で違いを作っていたバスケスだが、重要視しているのは守備面だという。「自分のなかでは攻撃よりも守備。シュートを簡単に打たせないこと。大津はやっぱり前線4人がすごい速くて、強いので、そこを1人ひとりがしっかり封じられれば勝てるというのは分かっていた」と試合を分けたポイントにもチームとしての守備の固さを挙げている。

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　3-0と快勝したなかで見えた課題についての質問も受けても、バスケスの答えは「しいて言うなら、シュートを2、3本打たせているところ」。自身も何度か決定機を逃したが、それよりも水をも漏らさぬ鉄壁の守備へこだわりを示した。

「監督にいつも『完璧を目指せ』と言われています。（相手のシュートを）0本に抑える。自分たちがもっと欲を出して、そのくらいやらないといけないと思います」

　2試合連続完封勝利で準々決勝へ駒を進めた青森山田。この徹底した守備意識こそが常勝と言われる所以。2大会ぶりの戴冠に向けて、微塵の油断も見せることはない。

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