前橋育英、精彩欠くも“最難関ブロック”で初戦突破 史上9校目の連覇へ「自信はある」

前橋育英FW榎本【写真:Football ZONE web】
前橋育英FW榎本【写真:Football ZONE web】

「初戦の難しさもあって今日は全然ダメでしたが…」

 どんなに完成されたチームでもトーナメントの初戦は硬くなるもので、それは優勝候補の前橋育英とて例外ではない。しかも強豪が目白押しの組み合わせとなり、準決勝に駆け上がるまで最も難しいブロックに入ってしまったのだ。

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 しかし初戦の出来は悪くても、優勝争いに参戦するチームはだんだんと調子を上げてくるものだ。前回大会決勝で群馬県に初優勝をもたらす決勝ゴールを奪った榎本は、「初戦の難しさもあって今日は全然ダメでしたが、去年のチームより攻撃力もあるし2連覇する自信はあります。尚志はいいチームだけど勝つだけ」と強気に振る舞った。

 3回戦の相手は難敵の尚志(福島)に決まった。前橋育英が史上9校目の連覇へ向け、試金石となる一戦を迎える。

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(河野 正 / Tadashi Kawano)



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河野 正

1960年生まれ、埼玉県出身。埼玉新聞運動部で日本リーグの三菱時代から浦和レッズを担当。2007年にフリーランスとなり、主に埼玉県内のサッカーを中心に取材。主な著書に『浦和レッズ赤き激闘の記憶』(河出書房新社)『山田暢久火の玉ボーイ』(ベースボール・マガジン社)『浦和レッズ不滅の名語録』(朝日新聞出版)などがある。

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