レアルで“序列下落”のスペイン代表MFイスコ 代理人と父親がPSGと接触か
ソラーリ体制で出場機会が減少、今冬の移籍の噂が再燃
レアル・マドリードは2018年に、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とFIFAクラブワールドカップ(W杯)3連覇を成し遂げた。タイトルを義務づけられる世界的名門クラブが結果を残す一方、その去就が注目されているのがスペイン代表MFイスコだ。出番を減らしている稀代のテクニシャンは、冬の移籍市場に向けて動きを見せているようだ。
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レアルは昨シーズン限りでジネディーヌ・ジダン元監督が勇退し、フレン・ロペテギ監督(当時)がロシア・ワールドカップ直前にスペイン代表の座を解任されてまでも就任。しかしポゼッション重視のスタイルを浸透させる前に勝ち点を落とし続け、早期解任の憂き目にあった。その後、クラブはBチームであるカスティージャを率いていたサンティアゴ・ソラーリ氏を暫定監督に据え、一定の結果を残したことで「暫定」の文字が取れることになった。
そのなかで序列を一気に落としたのがイスコだ。ゴールへの最終局面で違いを作り出すテクニシャンだが、ソラーリ監督はスタメンから外し、ベンチ外となることもあった。指揮官は“干している”との指摘を否定しているが、本人としては出場機会減少に、やはり思うところがあったようだ。
スペイン紙「マルカ」がフランスのサッカーサイト「パリユナイテッド」の情報を引用して伝えているのは、パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル=ヘライフィー会長とイスコの代理人、そして父親が今週接触を図ったということだ。PSGはイスコに対して、すでにウナイ・エメリ監督(現アーセナル監督)時代にも狙いを定めていたが、レアルでの現状を見て再び動きを見せたようだ。
PSGといえばブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニら各国スターを豊富な資金力で次々と獲得してきた。そのリストの中にイスコも入るのか。冬の移籍市場を賑わす存在になりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)