貴婦人のハマった泥沼 開幕3試合勝ち星なしのユーベ指揮官更迭論浮上も

ポグバら主力温存策が裏目

 セリエA4連覇中の絶対王者ユベントスが前代未聞の泥沼にハマっている。12日のリーグ第3節キエーボ戦で1-1の引き分けに終わって開幕3戦未勝利。わずか勝ち点1にとどまっている。
 ユベントスは、15日にUEFAチャンピオンズリーグ1次リーグのマンチェスター・シティ戦を控える。フランス代表MFポール・ポグバや、イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニをベンチスタートとして温存した。故障からイタリア代表MFクラウディオ・マルキージオが復帰し、インテルから加入した新戦力のブラジル代表MFエルナネスもスタメン出場。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の念願がかなう形で、トップ下にエルナネスを配置する4-3-1-2システムでスタートした。
 しかし、開幕2連勝で勢いに乗るキエーボに開始5分で先制点を許してしまう。フィンランド代表MFペルパリム・ヘテマイのミドルシュートが決まり、早々に0-1とビハインドを背負った。
 攻勢に出るユベントスは、ボールポゼッションが70%にも達す勢いでゲームを支配したが、スコアを動かすことができない。結局、後半開始から温存したはずのポグバをピッチに送り出す状況に追い込まれた。
 後半もユベントスが攻め込みながらゴールを奪えない状況が続く。アッレグリ監督もベンチ前で大声を張り上げていら立ちをあらわにする場面が目立った。後半20分にチェルシーから新加入のコロンビア代表MFフアン・クアドラード、同28分に同じく新加入のクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチを投入する執念の采配を見せた。

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